【インターンコラム】使えるフレーズ ~タクシーの料金交渉にチャレンジ~

ミンガラバ-。
ヤンゴン市内での交通手段として、なくてはならないのがタクシー。
最近はUberやGrabといったタクシー配車サービスが充実しているものの、急ぎの場合や利用可能な配車サービスの車が見つからない場合など、流しのタクシーをつかまえる方が都合がよい場面もあるでしょう。

その際に問題になってくるのが、料金交渉。
ミャンマーではタクシーにメーターがついておらず、料金は運転手と乗客の交渉によって決まります。
そこで、以下では料金交渉の際に覚えておきたいフレーズを見ていきたいと思います。

①「カーアーラー(空車ですか)」
まずは、流しのタクシーをつかまえて空車かどうかを確認しましょう。
タクシーをつかまえるときは、腕や傘をまっすぐ前方にのばしタクシーをとめます。

②「○○ トゥワーチンデー、バラウレー(○○に行きたいです、いくらですか)」
空車のタクシーを捕まえたら乗り込む前に運転手に目的地を伝え、料金を尋ねます。

③「○○ ネマヤーブーラー(○○チャットで行けませんか)」または
「○○ ターライッバー(○○チャットに値下げしてください)」
運転手が料金を提示したら、いよいよ料金交渉の時です。
この時、余程ふっかけられていると感じない限り、値下げの幅は500チャットに抑えておくのが得策です(それ以上の値下げ交渉には応じてもらえない場合が多いです)。
たとえば運転手に2,000チャットと言われたら1,500チャットを打診してみるという要領で。
市内では1,500チャットが最低料金のようで、これよりも料金が安くなることは基本的にありません。

④「トゥワーネーヂャバー(いつも行っている場所です)」
運転手が値下げを渋る場合はこの言葉を使ってみましょう。
「適正料金を知っているんですよ」と暗に伝えることで、運転手が苦笑しながらも交渉に応じてくれることも。

料金交渉の際に気を付けたいことは、無理な値下げは要求しないこと。
タクシー料金が運転手の方の収入になることを忘れずにいたいものです。たとえ日本人からすると高々500チャット(約41円)でも、こちらでは喫茶店で軽食を頂けるくらいの価値があります。
運転手も生活がかかっているので、しつこい値下げ交渉は嫌われます。

国民性なのか、あるいは外国人が比較的少ないからなのか、ミャンマーでは外国人からぼったくってやろうという悪意を感じることが周辺諸国と比較して少ないように思います。
片言でも勇気を出して料金交渉に挑戦してみると、その後車内で運転手との会話もはずみ、道中が思いがけず愉快なものになったりも。

ミャンマーに来られた際は、ぜひ異文化体験の一環としてタクシーの料金交渉にチャレンジしてみてください。