【ベトナム】カボチャは、つるまでおいしくいただきます

2019年11月5日(火)

ベトナムでは、カボチャのつるを食べる習慣があります。カボチャのつるは食べ物、というイメージがない方もいると思います。ですが、つるは、ベトナムの市場において単品で普通に売られており、ベトナム人にとってはポピュラーな食材です。

炒めたりゆでたりして食べるのが一般的

ベトナム人のつるの調理法は、至ってシンプル。空芯菜のようにニンニクや肉と一緒に炒めたり、ゆでて好みの調味料で味つけしたりするだけです。炒め物などは、現地のレストランのメニューにもあります。ちなみに、ベトナムでつる料理を食べたことのある日本人によると、意外においしかったとのことです。

ベトナムでは、カボチャの実やつるのほか、花や幼果(ピンポン玉くらいの大きさをした未熟な実)も好んで食べるそうです。また種も、お茶請けやおやつとして食されています。最近では、品質と香りの良さから、日本産のパンプキンシードが富裕層を中心に人気になっているようです。

日本でもつるを栽培する農家が

日本では現在、カボチャのつるの多くは、実の収穫後に廃棄されています。つるの処分に頭を悩ます生産者もおり、さまざまな有効利用法が考えられてきました。

一方で、近隣にベトナム人が多く住むようになったことにより、日本でも、つるを収穫する目的でカボチャを栽培する農家が出てきました。

愛知県安城市のとある1軒の農家。いろんな種類の野菜を栽培しています。畑一帯ののどかな田園風景が広がる先には、自動車関連の工場があります。
安城市には、自動車、機械工業を中心とした多数の工場があり、そこでは外国人も大勢働いています。市内に在住する外国人は約7,000人。最も多いのがブラジル人(約2,200人)ですが、ここ数年の間にベトナム人が急増しています(約700人)。

ベトナム人が住むアパートと工場の中間に位置するその農家では、数年前に、ベトナム人から「カボチャのつるを少し分けてほしい」と頼まれたそうです。詳しく聞いてみると、ベトナムでは食べるとのこと。そこで、カボチャのつるを栽培することを思い立ちます。栽培には、実をとるためのものではなく、つるをとるのに適した品種を使用。つるは、先端から40~50 cmの長さに切って収穫、袋詰めにし、1 kg当たり500円で直売しています。ほかに売っている所がないため、ベトナム人から喜ばれているそうです。今では、ベトナム人の間で評判が広がり、畑を直接訪ねてくる人もいます。

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