DELTA ARCHI TECTS VIETNAM CO.,LTD.
代表取締役社長 三角照夫
チェックインカウンターの列に並んでいると、空港スタッフが並んでいる客に、ひとりずつ何かを言ってチェックしていて、みんな携帯を見せている。「ははーん、ワクチン接種証明書を見せろと言っているんだな、ハイハイ持ってますよ!」だが、私の順番が来た時に驚愕した!なに?出国前にPCR検査が必要だって?マジ?インターネットで情報を調べた時にはそんな条件は書いていなかった、、チェックインカウンターがオープンするのはフライト時刻の2時間前だ、と言うことはもう残り時間が2時間を切っている。ほとんどの人は事前にPCR検査を受けていたようだが、私の他に2人組のベトナム人も検査を受けていなかったようだ。
空港職員にどこで検査をやってくれるのかを教えてもらい、3人でトゥクトゥクを捕まえて、教えてもらった病院へ。病院は開いていたが、誰もいない。呼びかけてみるとカウンターの奥で寝ていたスタッフが、ゴソゴソと起きてきたのでPCR検査をしてくれ、というと、「PCR検査はやっていません」という。マジで?なんやねん!空港職員に教えてもらったのに?やってない?もうフライトの時間が刻々と迫ってきている。ベトナム人の二人組は「もうホテルに一度戻って、朝飯を食ってからインターネットで便の変更をするよ」と行ってしまった。
私はまたトゥクトゥクを捕まえて空港へ戻ってさっき病院を教えてくれた空港スタッフに「教えてくれた病院はPCR検査やってないじゃん!どうすりゃいいんだよ!」というと、こっちならやっているだろうと、病院の名刺を見せてくれた。この時点でフライト時間の1時間前。
またトゥクトゥクを探して捕まえて、その病院まで行きPCR検査を受け、陰性証明を書いてもらい空港へ戻った時点でフライト20分前。チェックインカウンターはクローズ。死んだ、、、昨夜の至福のひと時から地獄へ真っ逆さま。ローリングストーンだ。何とか空港職員を探し出し、フライトの変更は出来るか?確認したところ、15時にカウンターへ来てくれと言われた。
さて困った、他の便は無いか?今回現場のあるNghe An のVinh空港からカンボジアへの直行便が無かったので、Vinh 空港からホーチミンのタンソンニャット空港へ、そしてタンソンニャット空港からカンボジアエアーでプノンペン空港への乗り継ぎチケットを買っていた。今日の朝のタンソンニャット行きの便に乗れなかったので、タンソンニャット空港からVinh空港への乗り継ぎ便には乗れなくなってしまった、、、
とりあえず空港内のフリーWIFIを使いながら、いろいろ方法を検索してみるが、どの便も空席がなく、またチケット代が高い!こうなったら空港職員が言うようにチケット変更できることを祈るしかない。まだ朝の7時すぎなので15時までは充分時間があるので、一度プノンペン市内へ戻って時間を潰すか?とも考えたのだが、もうミスは許されないので、空港内で待機することにした。
チェックインカウンターが開くたびカウンターへ行き、チケット変更できるか確認。2回目あたりから職員に顔を覚えられて、「次は何時に来て」と言われるようになり、チェックインカウンタ―前の椅子に座って時間を潰していたら、14時ごろカウンター越しに職員が手招きしてくれた。そして3人がかりで変更手続きをしてくれ、何とか変更手数料48USDで16:55の便に搭乗できるようになった。
カンボジアエアーのスタッフ達が3人がかりで空席を何とかしようとしてくれていた。
次回予告:カンボジアからベトナムへ戻って