ベトナム日系工場建設奮闘記 ~ナカノアパレルベトナムNghe An 工場~【第22回 5度目の入国管理局へ】毎週更新

2022年9月28日(水)

DELTA ARCHI TECTS VIETNAM CO.,LTD.
代表取締役社長 三角照夫

 21日午後一旦Nhge an へ戻り、22日午前中に出国72時間前のPCR検査を受けた。この時点ではまだベトナム、日本とも出入国時にPCR検査が必要だったのだ。そしてNghe anのアパートへ戻りスーツケース2個にお土産などの荷物を詰める。約7ヶ月ぶりの帰国となるので荷物が多く、そのスーツケース2個を持って今晩Hochiminhへ向かう。
 23日10時に5度目の入国管理局の窓口へ行くと今度は「午後3時に来い」と、、役人は弱い奴をとことんいじめるつもりだ(まあ、不法滞在する方が悪いのだが)さらに罰金6,500,000vnd (日本円にして約40,000円だ。この当時、今もそうだが円安のため以前より高く感じる)を指定された銀行へ振込に行けと11時10分ごろに言われた。ベトナムの銀行は11時半から昼休みになる銀行がほとんどだから一緒に行ってくれている友人のバイクの後ろへ乗せてもらい指定された銀行へ支払に行くのだが、ベトナム人の友人が道を間違えるほどややこしく、これまたギリギリで振り込みができたので6度目の入国管理局へ急いで戻って窓口に振り込んだ用紙を提出しようとするも「昼休みなので午後に来い」だって、、これもいじめの一環か?(いやいや、不法滞在する方が悪いのだ)
 一旦アパートへ戻りこのあとの行動を思案する。スーツケース2個を持って、午後3時に入国管理局へ、出国許可証をもらいパスポートを返してもらい、公証役場へ行き招聘用の書類を公証、その後タンソンニャット空港へ向かい午後6時の便のタンソンニャット空港からノイバイ空港へ、そして関空へ帰国という流れになるのだ。そのためには午後5時にはタンソンニャット空港へ到着していなければいけない。時間ギリギリだ。雨が降ってきた、、、車を持っている友人に頼んで来てもらうことにした。
 そしてどう考えても時間がギリギリなので、少しでも早くと15時前に入国管理局へ行くと、さすがに今度は出国許可証とパスポートを返してくれた(出国日と出国便は申請時に提出しているので、飛行機の時間は知っているはずなのに時間ギリギリまで許可証を渡さない)不法滞在者が自由に動けないように縛り付けているのだろう、これもいじめの一環か?(まあ、不法滞在する方が悪いのだが)もし今回でダメなら今後のスケジュールが全てオジャンになってしまっていた。
 その間、友人は車で待っていてくれたから、雨の中ダッシュで公証役場へ行き交渉を済ませタンソンニャット空港へ着いたのが午後5時10分、ギリギリなんとか間に合った。友人に礼を言い再会を約束し、チェックイン。
 ノイバイ空港での出国手続きもすんなり行き、ラウンジでやっとひと段落。帰国便は3列シートが空いていたから関空到着まで横になって久しぶりにぐっすり眠った。
 さてこの6月は移動が多く、また帰国時にジェシーはどうしているんだ?というとNghe an市内に動物病院があり、そこで預かってくれるということで預けている。ジェシーには申し訳ないが少しの間、辛抱してもらうしかなかった。