ベトナム日系工場建設奮闘記 ~ナカノアパレルベトナムNghe An 工場~【第23回 約2週間の帰国を終えて再びベトナムへ】毎週更新

2022年10月12日(水)

DELTA ARCHI TECTS VIETNAM CO.,LTD.
代表取締役社長 三角照夫

 ベトナムへ入国するためには招聘状をベトナムに居る弊社社員かエージェントから入国管理局へ提出してもらい入国許可証をもらわないといけない。それは出国したあとでないと提出できないので社員に頼んでおいた。そして入国許可が下りるのに必要な期間は約1週間という。当初帰国する期間は10日間を予定していたのだが、それではギリギリだ。タンソンニャット空港に到着時、入国許可が下りていなければ入国できない。念のためベトナムへの入国日を延ばすことにした。
 前回ベトナム国内線の便を変更するとき同時に帰国便の日付の変更とノイバイ空港到着便からタンソンニャット空港への到着便へと変更しておいた。それはエージェントがHo chi minhにある会社なので、何かあった時にタンソンニャット空港の入国管理局なら融通が効くと言われたからだ。結果的に1週間で入国許可証が下りたのだが、おかげで余裕を持ってベトナムへ戻ることが出来た。タンソンニャット空港到着後、アライバルビザを申請し、イミグレーションも問題なく入国、Ho chi minhでエージェントにパスポートを渡し、一時滞在許可証を申請してもらう。そしてNghe anhへ戻った。
 私が帰国している間に屋根の折半を受ける鉄骨の建て方が始まっていた。現場内にWebカメラを設置しているので、状況は日本にいても把握できていたのだが、それでも細かいところは分からない。戻ってから現場チェックを行い、その他の工事も確認。
 最後の鉄骨建て方が終わった次の日、日本で言うところの上棟式を弊社主催で行った。朝の朝礼で全てのワーカー、建設会社の現場監督たちに1人20,000vndの祝儀と2本ずつペットボトルのジュースを配った。後で聞いたら2回取りにきていたワーカーたちもいたようだ。100人以上いるので私も顔を覚えているわけではないのだが、さすがベトナム人、しっかりしている。というか、簡単に人の親切な行為を踏みにじる。

次回予告: 屋根・外壁工事開始

朝の朝礼で棟上式を行った。