聯合ニュースや中央日報に拠ると、高市氏に先立ち韓国イ・ジェミョン大統領はベトナムの招きで国賓として4月21日~24日にかけ訪越したと伝えた。
またベトナムの各メディアも韓国大統領の訪越に関しては、かなり詳細な記事を掲載しており関心の高さが伺えます。
両国メディアが報じる内容は、二国間の協力関係が長期的で戦略的方向性を持つ新たな発展段階なることを期待されているとしている。
韓国側は政府要人、商工会議所、LGやポスコなどの財閥関係者が250名も随行したと伝え、取り分け経済関係に付いては昨年の貿易額が895億ドルに達したとし、今年3月までに両国間で269億ドル、前年同期比では約30%増えたとした。これを2030年に1500億ドルまで引き上げることを目指すとしました。だが大きな問題は、ベトナム側の大きな貿易赤字が依然としてあり、昨年は316億ドル、今年三カ月だけでも106億ドルにも達しており一向に減少しないのだが、これをどう解決するのか。2026年3月末時点で韓国は10,447件のプロジェクトと総登録資本金989億ドルを有し、製造、ハイテク、電子機器、建設不動産、自動車・自動車部品などの分野に注力していると伝えている。またベトナムには韓国人が20万人、韓国にはベトナム人が35万人いて、ビジネスを行い生活しているとあります。
ハノイではラム書記長が、イ大統領と会談。書記長はインフラ開発、スマートシティ、半導体、原子力発電所などの優先分野に韓国企業の投資拡大を歓迎することを明らかにした。原子力発電所建設はベトナムのエネルギー政策に必要不可欠なもので、計画は復活したけれど日本が降りて、ロシア一国で建設する動きとなっている。しかし何時もの資金問題、技術者不足が露呈し養成が喫緊の課題となっており、何としてでも支援を仰ぎたいのが書記長の本音。
今回のイ大統領の訪越で、14の協力文書が締結されたとあるが、韓国企業はHCM市の地下鉄2号線建設事業に際し、1億1千万ドルの車両を輸出することが決まった。日本が次の計画を拒否し、ドイツのシーメンスも参加しない。お鉢が回ったのが韓国。ベトナム側はさらに鉄道インフラ改善へ寄与する事を望み、ベトナムが推進する大型の交通・物流インフラ事業に協力拡大を図る事を期待するとした。となれば赤字解消どころか増える一方でしかありません。
会談では東南ニュータウン建設、ザービン新空港建設などのインフラ整備に関する話し合いがもたれたという。取り分け原子力発電所への金融協力と、原発開発へ協力について、ベトナム国家産業エネルギー公社と覚書が交わされたと現地ニュースが報じているが、もはや韓国が頼みの綱。分かるかなイ大統領。
韓国の原子力発電所は李明博政権の時代に、中東へ輸出が決まったことがあるけれど他には実績が無い。加圧水型原子炉の輸出はウェスティングハウス社の技術認証が無ければできない筈。これをラム氏は承知しているのか。
新首相に就任したレ・ミン・フン氏は、韓国がベトナムに対してIT、AI、DX、グリーンビジネスなどの分野で技術支援を行うように要請したとある。
これは産業構造を変革しようとする政府の基本方針で先の第14回共産党大会でもこの促進が決められている。
またベトナムのサングループと今後の観光分野、産業分野等での協力に関して話し合いが行われたが、トップに拠る精力的なビジネス関係に於ける協力支援の構築がかなり具体的に進みつつあるように感じられる。
現地報は大統領夫妻がフォーの有名店を訪問したとか、アイスクリームを食べたとか、水上人形劇を堪能しドリアンを食したなど、庶民的で近づきやすさをアピールし気さくに応じたとベトナム地元紙は報じた。
韓国は確かにベトナム経済の成長に大きく寄与している。サムスンの進出によって携帯電話の輸出が世界一となり、これに拠り貿易黒字が急速に増えたのは事実。これは若い豊富な、特に北の労働力を利用した事で、ウィン・ウインの関係であり、ベトナムにとってはまだまだ発展段階にあり、外国企業の投資、進出を期待していた。韓国は1992年に国交回復したけれど先の戦争でアメリカに加担して傭兵を派遣、多くの殺戮が明るみに出たことが重くのしかかり、必ずしも諸手を挙げて歓迎されたわけではなかったこと、他のアジア諸国には他国企業が進出しており、ベトナム以外に取り立てて進出先など無かったのが真相。ここに双方の思惑が合致した。だがこれ以外の進出は小粒、またODAなどの支援は戦禍を生じさせたのに極めて少なかったのも事実。
しかし今回話し合いがもたれた原子力発電所に関する事項、あるいは鉄道については日本が以前のチュオン・タン・サン国家主席、グエン・タン・ズン首相という、南部出身のツー・トップ時代に浮かび上がった国家インフラ計画だが、この時分、日本との関係はかなり良好で、毎年訪日するほどの関係でもあった。計画は国会で否決されたけれど、当時の諸般の事情では絶対的に必要だとまで思えなかったことは確か。
筆者が考えるのは、1999年から2017年まで現地に滞在し、経済成長の流れと社会の動きを見て来たけれど、現在の体制になってから北の政権人事が濃くなり、中国寄りの姿勢を強く感じている。韓国イ大統領が国賓で訪越したとしても、少し前にはラム主席は中国を訪問して社会主義国路線維持に関して習近平国家主席と会談、ベトナムに対する中国のインフラ支援、人材交流などを話し合ってきたばかり。そこで鉄路建設にしろ、新幹線計画への参画にしても議論してきた訳です。
イ大統領にしてもこの辺りの事情を知らない訳ではない筈。結局は行きつく処、資金の支援と韓国が持つ技術にノウハウの移転をして欲しいというのが本音。
ベトナムは鉄道車両をこれまで友好国である東欧製を輸入して来た。だが今回輸出が決まったとされる鉄道車両、即ち今までの東欧との関係はチャラにするという事ではないか。乗り心地は決して良いとは言えないが、同盟関係を維持してベトナムの鉄道に貢献してきたのだがお払い箱に。
今回、具体的にどの路線なのか記載はないけれど、HCM市初の地下鉄1号線は日本のODAを使い建設。車両は日立となったが、6年の工期遅れはHCM市側の問題であり、工事費が倍ほどに嵩んだなど相手の責任でしかありません。そこに来て未払問題が発生、ついに裁判に持ち込まれる破目になったのだが、責任を負わないとタカを括ってきた不誠実さに日本側が業を煮やした結果です。
この様なビジネスに関する不都合な実態は多々あったが、これは民間企業ではなく、市が作った地下鉄のための公益企業なのです。こうした一連の出来事も大統領や産業界も知っている。こうした事業、建設から車両安全運行に、信号システム系統、運転士などの訓練、ATSなど経験はなく全てゼロスタートで海外に依存するしかないのが現実。だから今回も韓国にサウンドする訳です。
こうした状況から日本に話しても?無理という事で、韓国に白羽の矢を立てて国賓で招き盛沢山な見境の無いオネダリをしたというのが真相の様に思える。
全方位外交という方針を執ってきたと云うのだが、会う人すべてに同様の支援を依頼しているけれど、狼が来たぞ、の例えにしかならない。ならば困った時の中国詣はどうなったのか。現地で長くローカルビジネスを行ってきて、常に付きまとうのが金銭、とどのつまり初めから金がない、技術がないなら、行きつく処、結納金持参でベトナムに進出してネというアホな話でしかない。
だがイザ事業を行うとなれば、現れてくるのは計画性の無さ、目標管理が出来ない、従って納期や工期に間に合わない。企画力、創意工夫に劣る。また指示を仰がず勝手なことする。自尊心は高いけれど矜持が無い。自分に技術や能力がないのに気に入らなければ直ぐ辞める事が往々にしてあるのが現実。まるで幼児性が抜けず、他社他人に甘えて自ら成長しようと考える人は実は少ない。
何時まで経っても自国、地場企業の自助努力で研究開発を行い、自国の発展を希求する思考が無い。そのために教育制度の問題、ことに高等教育がかなり遅れているという実態は拭えない。従がって能力のある若い人は海外に留学し、海外へ研究環境を求めて流出している現実がある。こうした人材を呼び戻そうとする政府だが、かつては戦後にアメリカに逃れたベト僑も同じで二重国籍を認めるなんてこともしたのです。その前に自国でやるべき事が山ほどある。
・高市氏訪越 初めから期待していなかったがその通りになった
現地報が伝えるところでは、5月1日~3日、高市首相はベトナムを公式訪問。
これはフン首相の招待によるもので、高市が首相に就任して以来初のベトナム訪問である。日本とは2023年に包括的戦略的パートナーシップとなった。
しかし先般の韓国大統領は国賓での招待。この格差は一体何なのか。
昨年の貿易高は513億ドルに達し、今年1~3月は同期比で12,7%の増加、また投資に於いて5722件のプロジェクトを持ち、総投資額は789億ドル、これは153の国・地域の中3位にランクされている。半導体分野でベトナムは500人の博士課程の学生を養成することを目指すが、日本はこの約半数を、国際共同プログラムを通じて受け入れると発表しているとしている。
また日本の各紙、各メディアも訪越を報じており、外遊の目的に付いては経済安全保障、エネルギーの安定供給、さらに重要鉱物の確保などを上げていた。
高石女史はベトナムの最高指導者とも面会するとして、ラム書記長との会談に関しても触れている。ところが当のラム書記長は5月5日から7日までインドのモディ首相の招きにより国賓待遇で訪問、またその後にスリランカを国賓で2日間公式訪問することが決まっており、この報道で各紙盛り上がっている。
近年インドのベトナムへの進出投資は急速に進んでいる。高市訪越の後に出発となっているけれど、ラム氏にとって重要と思っているのはインドに違いない。何しろインドは世界一の人口を抱えており、まだまだ発展の渦中にあるわけでベトナムはこの巨な消費市場へ何としてでも参入したい。日本より距離は短くその分輸送コストは下がるのでメリットは大きいのだから当然の帰結です。
韓国大統領が訪問した際には、政済界から多くの重要人物が随行しているが、ところが高市氏の場合、この様な話は聞かない。彼女一人で仕切り、経済界からは一人も来ないのにどのような成果が期待できるのかだが、初めから勝負はついている。熱意に意気込みが違うならどうしようもなく無駄な訪越に終わる。
経済・ビジネスにとってどの様なメリットがあるのかを考えるけれど、これは期待できない。もしかするとトランプの様な力があるとでも思っているのか。そうならば錯覚もいい所。お土産を持って行ったところで、我が国に何ら利益がない、与えるだけの訪越に終わるのなら女史の自己満足に終始し無意味な話。
筆者が初めて訪越した1997年、ベトナムは世界の最貧国の一つに過ぎなかった。地方へ行くバスにはインドのTATA製があった。旅行社が持っているバスでさえ日本の中古バスを改造したもので、例えば神戸市営バスはボディーの塗り替えもせず、行き先表示板は漢字のままだったが、これがステイタス。
国道と言っても地道なのでバスは砂煙をあげて走っていたのだから、この30年のベトナムの成長の勢いは凄まじいものがある。さてインドのモディ首相がラム氏を国賓待遇で招待するという思惑は一体どこにあるのでしょう。
・現地報が伝える高市訪越に関する記事
現地報は先ず、高石早苗首相は5月1日の夜にハノイに到着、フン首相の招待で3日までベトナム公式訪問を開始したと報じた。駐日ベトナム大使ヒエウ氏は、この訪問は重要な意味を持ち、両国が新たな発展の段階に入る中で日本が越日包括的戦略パートナーシップを高い評価していることを示している。
高市氏の再選後、初の訪問がベトナムで、日本の地政的政策にあってベトナムが重要な位置を反映している。実質的でかつ効果的なものにすることを期待すると語ったとしているが、これまでと口調が違い日本にとりベトナムの有利さを暗に喧伝している感じがする。
・フン首相と会談 将来的に嘱望され日本が最も大切にするべき人物!
トイチェ紙など複数のメディアは、日本の首相はベトナムの発展ぶりに感銘を受け、その成長ぶりを「空高く舞い上がる龍」に例えたと報じている。
だが地元紙にベトナムとの協力強化は日本の自由で開かれたインド太平洋構想の実現と発展に重要であり、それが今回の彼女のベトナム訪問の理由だと説明しており、日本のためにベトナムがある、とでも言いたげな記事が中にある。
フン首相は高市氏の訪越に際し、新たな勢いを生み出し、両国間で多くの強力機会を開くものとして、13世紀に渡り(多分仏哲の大仏改元法要参列を指す)絶えず築かれて来た関係を継続し、発展させるための大切な友人たちとの再開であり、両国民の友情は決して止まらない自独的で強い潮流のようだとして、ベトナムの指導者達から支持と期待を浴びていると歓迎の意を表明したとある。写真はフン首相が満面の笑みを浮かべているけれど、日本にはしっかり確実に必要なものを得るという感じだから役者は数段上、高市は完全に敗北している。
日本の紹介では、ODAと労働(受け入れ)で一位、投資が三位、貿易で四位にランクされ、昨年のODAが6億ドル、双方の貿易額が500億ドル、投資は40億ドル増加、300件の新規プロジェクトが実施され科学技術、半導体、DX、グリーントランスフォーメーション、再生可能エネルギー、宇宙分野では特に協力案件が積極的に展開されている、と確かに持ち上げてはいる。
フン首相は今回の高市訪問で、宇宙技術、情報通信、灌漑、自然災害への適応のためのインフラ整備、気候変動、低炭素の分野で6つの重要な文書に署名したと報じています。また経済安全保障に於ける協力内容の優先リストに合意し、今後の具体的な協力プロジェクトの実施を促進する。さらに横浜で開催されるグリーン・エキスポ2027にフン首相が参加する予定であるとしました。
これらを実現するために、2030年までには日本の対ベトナム投資を50億ドル、貿易高を600億ドルにする事に合意したが、日本の赤字が増えるだけ。
さらにハイテク関係への技術移転に関連しハイテクプロジェクトへの投資奨励、ベトナム企業の日本での投資・事業支援、日本政府の投資案件へ参画を計る事に合意したとあるが、まるでベトナムへ土産のばら撒きそのもので、これを伝えるため高市はワザワザ行くなどあほの限りを尽くしているが、日越議員連盟会長だった二階氏などさぞかし怒り心頭ではないだろうか。ただ農産物市場の開放を促進し、両国産の果実に門戸を開くことにしたとする事になったけれど、同時にODA協力の強化、経済と食料、エネルギーの安全保障の確保、サプライチェーン多様化と戦略的自治性の向上にも寄与する。また問題となっているエネルギーに付いて、アジア・エネルギー資源回復パートナーシップ(パワー・アジア)なんて名称を掲げ、この枠組みの中で、日本がギ―・ソン製油所への原油支援を行うとし、出光のタンカーをベトナムに回した、が訪越の露払いに利用したのか。しかし製油所は出光も出資、副産物は日本が全量購入している。
問題は高市氏の訪越前後に報じられた希土類に関し、複数のベトナムメディアの記事を確認したけれど、この内容に関する記載など全くないのは奇妙なこと。
これまでコラムにはベトナムの希土類に関して書いてきたけれど、政府は国家管理にしようとしている筈。こうなると何れの国であっても簡単に行かない。
6つの合意文書の中には、科学技術への協力も希土類も記載されていなかった。
とすればベトナム側はこの件について全く関心が無いという証明なのです。
日経電子版には、フン首相との50分間の会談で、中東情勢を踏まえ、原油やレアアース(希土類)などの重要鉱物の確保に向けた協力で同意した。とある。
これは一体どういうことなのでしょうか?コトの真相は何処にあるのか。
また産経新聞の電子版には、高市首相「インド太平洋」構想で覇権主義に対抗脱中国依存の経済安保へ。なんて書いているけど、ハノイにまで行って書いた様だが何を寝ぼけたことを言っているのか。今のベトナムの政権のことが全く理解できていません。僅か数週間前にラム書記長が訪中したことさえ知らないのか、ラム氏が書記長として一度も来日していないのは何故か考えていない。こんな極めて馬鹿げたことを講釈師の如く書いているのには驚いた。
また毎日も、高市首相、FOIP進化を表明 中国念頭、経済安保強化へ、とタイトルを付けて記事を挙げているけれど毎日でさえこの程度。もしも高市が本気でこの様なことを思っているのなら、幾ら熱弁をふるい、熱く想いを語った所でバカを通り越し、安倍氏の主張に酔っただけで、お目出たいとしか言いようがない、というか、危機感を持つ。相手は儀礼的に話を聞いているけれど、馬耳東風か上の空で微塵も伝わっていない滑稽さが伝わってくるだけ。
日本の大手新聞でさえこの体たらくさ。記事の内容もしかりだが、これを報道して、日本国民がベトナムを何時までも新興国で豊富な若い労働力ある国で、中所得国のままだと錯覚しているのなら危険度の高さはこの上ありません。
・ラム書記長と会談 訪日を要請するも即座に承諾なし
外務省のHPには一連の訪越内容が時系列で記載されています。新聞はこれをリライトしているかのように感じるが、掲載した記事は高市氏の国家大学での講演に関し心底ご満悦で自画自賛の様子を書いているのは頭の中がお花畑か。
むしろ本筋であるベトナム首脳との具体的な会談の内容、また6つの署名した文書の内容に関するする詳細の方が重要であり、講演内容など彼女の言いたいことを羅列するだけなら意味はなく無駄。これでは本末転倒で、聴衆にしても動員されただけで話に関心がある筈はなく、明らかに韓国と勝負がついている。日本は置いてけぼりを喰うかもしれない危険を感じる。
高市氏はラム書記長と会談したけれど、日本のメディアに記載されたのはラム氏が書記長就任前に来日して、安倍晋三氏と面会。如何にも彼と交流があったとしてベトナムの偉大な友人であると冒頭に語ったとあるが、記憶にはない。
会談では繰り返し高市氏が自説を繰り返したと記載されているけれど、現地の複数のメディアには何が書かれているか関心を持って確認したのだが、具体的なことは書かれていない。もちろん今回の訪越はフン首相の招待なのでラム氏との会談はあくまでも儀礼的と考えて良く、であれば何を好しとすべきなのか。
現地報もこの会談や高市氏の訪越よりも、ラム氏の5日からのインドへの国賓としての訪問に期待が大きいようで、2024年にニューヨークでモディ首相にラム氏が会談した際の内容に触れ、長文の記事を掲載していたのです。
ラム氏の今回の訪印は外交関係54周年記念だとし、新たな発展段階にあり、二国間関係の枠組みを構築することに貢献するとしたが、高市氏の訪越の際にも同じような表現をしている。だが越米戦争時のインドの中立による友好関係と、ホー・チ・ミンさんとマハトマ・ガンジーの思想的類似性にまで言及して二人の列強に対する徹底抗戦を評価。またネルー初代首相との交友で越印関係は国家独立に於いて支援し合ってきた。2024年の越印包括的戦略的パートナーシップを採択し、その後は両国閣僚の会談を通じて信頼を築いてきた。
またインドの対ベトナム投資に関して事例を挙げ、急速な関係発展を期待しているのだが、さらにベトナムはインドにヴィングループのEV工場稼働で今後の経済戦略国としてインドを高く評価。今回のラム氏訪印を共通のヴィジョンと戦略的利益構築を共有する方向性と、目標を明確にするため、外交政策に於いても優先事項になるとした。インドの元ベトナム大使であるサラン氏は今回の訪問で、両国は期待以上の推進力となり、関係強化になるとの言葉を引用しているが、期待度の高さは高市氏などすっかり影が薄くなっている様な印象を思わせる。どうやら彼女の訪越は韓国とインドとの間の繋ぎ、不幸にも時間稼ぎに使われたとしか思えなくなってきました。
株式会社VACコンサルティング 顧問
(IBPC大阪 ベトナムアドバイザー)
木村秀生