ベトナムへ持って行くと重宝する日本の食品など②

2021年10月26日(火)

3、その他

  • 緑茶 味と香りは日本産に限る 京焙じ茶や玄米茶なども良い
    ベトナムにも緑茶はあります。日本の製茶会社がダラットの手前のバオロックで栽培して日本へ輸出しているし、北部タイグェン地方も主生産地。しかし、野性味がありサッパリするけれど、茶葉は膨らまず、まろやかで適度の渋みや香りはなく種類や製造方法も多くありません。
    茶器があればなおさら上等。喉の渇きだけでなく、気持もリラックスします。
  • 抹茶、抹茶(粉末)飲料 暑いHCM市ではアイス入りで少々甘い目がベトナムで人気、石引きの本物を少し加えるだけで更に上品に。
  • 海苔
    醤油を付けてシンプルに、納豆にもチリメン山椒にも、海苔は抜群に相性が良い。佃煮の磯じまんも日本の香りです。
  • カツオ節
    お好み焼きには必要不可欠、冷奴に和え物にと何でも使えます。小袋がいい。
    ベトナム産が中部で製造し市内で販売、色は少々濃く雑味がある。
    なお豆腐は少々匂いがする店もあるので、幾つかの店の品を確かめること。ベンタン市場の豆腐屋は良い。またビニール袋入りの成型豆腐がある。
  • フリカケ
    おとなのふりかけ等、幾つも種類がありますが、長年馴れ親しんだ旅の友。
  • お茶漬けの素
    〆のお茶漬けは日本人を感じます。
    鮭や梅干、塩昆布、佃煮があればより一層・・・これで忙しい時は朝食完了。
  • 納豆
    冷凍すれば日持ちしますから、幾つか持ってゆけば便利な一品。
  • 若布  ベトナム人にもヘルシーだと人気があります。
  • 麩   吸い物には飾り麩や板麩が面白い。
  • 高野豆腐
    粉末ダシ付きがあり、保存(冷蔵庫)が効くので煮しめが簡単にできます。
  • 素麺ほか乾麺
    年中暑いHCM市。三輪の神糸は究極の細さがいい。ベトナムも麺文化なのでサッパリした味わいは喜ばれます。焼き素麺もいい。生姜や葱あり。
  • お好み焼粉
    フライパンがあれば簡単調理。粉は固練り少量がポイント。卵をたせばGU。
    ソースは好きな銘柄を持参。必要ならマヨネーズは味の素の現地製品がお徳。
    天かす(揚げ玉)は持ってゆくか我慢。

  • HCM市にある有名なパン屋、NHU LANで日本の小餅の様なのが有り、真っ白く柔らかくて美味しいのだが一般的でない。少々重たいが一袋あれば磯辺巻き、かちん饂飩(蕎麦)、雑煮などに重宝、腹持ち、使い勝手がいい。
    餡子があれば善哉にも。ベトナムもアズキはありますが小粒で硬く、日本産のように大粒で柔らかい美味しさはありません。南部人は甘い味が大好き。
    日本人経営の安く旨い和菓子屋が人文社会科学大学の近くにあったが立ち退。高島屋に日本の有名和菓子店が進出。

(野菜など)

  • 牛蒡=ごぼう
    時折ローカルスーパーで買えますが、中国からの輸入品。黒い輪ができていますから新しくはありません。ベトナム人は牛蒡を知りません。
  • コンニャク
    照葉樹林文化圏の特長の食品ですがベトナムで見た事は北部でも有りません。
    結構日持ちしますから、すき焼き用に冷蔵庫で保管するのが良いです。

(番外編:牛肉)
日本産牛肉は美味しいね、と喜ばれます。冷凍して保冷バックに入れれば融けずに家まで問題無しでした。ベトナムの肉は塊で売っていて油脂分は無く、薄くスライスしていません。すき焼はこれでなければ!外国産はオージーかUSで日本産は高価。ハンバーグは挽き牛肉6:豚4のバランスがいい。

4、道具類

  • おむすび成型用型
    百均で売っています。殆どは三角の関東型。俵型の関西モノは見かけません。作ったおむすびを冷凍しておけば、いつでもチン。純日本産の白米で作ったおむすびは味が全く違い、ベトナム人も☆5評価。
  • 出汁巻き用パン
    出汁巻きは難しいけれど慣れると簡単。ベトナム人は綺麗で美味しいと驚愕。錦糸卵が作れるとチラシ寿司などで大活躍。
    丸型フライパンは現地にあり代用できますが、ある方が綺麗に作れる。
    溶き卵を使って茶碗蒸しにトライ。
  • 焼き魚用ホイル
    魚を焼く網はベトナムでもありますが、一人住いだと後の掃除が面倒。専用ホイルに魚を入れ、電子レンジに入れるだけ!魚はスーパーか店で購入。
  • まな板
    何処にでも売っているが、扱いにくく塗装しているのもあります。檜の日本製は一番調理がし易い。
  • 包丁 簡単研ぎ器は必要
    三徳包丁一本あればOK。ベトナムで包丁は売っていますが、安物のナイフの様で切れないためむしろ危険。モノが全く違うので料理の出来が違う。
  • 布巾、雑巾
    調理するには必要なアイテムです。
  • ラップとアルミホイル
    サランラップは結局お得かも。一本あればほぼ充分。 韓国製などがあるが、薄くて破れやすい。

この他も幾つもあると思いますが、夫々好みの食材を持って行けば良い。
一度に沢山もって行けないが、ダンボール箱に詰め(割れ物以外)機内預だと嵩張らず効率がいい。
昔は持って行った食品も日系企業が進出し製造。今では現地で買えるので便利になりました。少し味覚や風味が違うかな?もありますが十分に使える。
*味の素、キューピー、越の一(日本酒・フエフード)等現地に居る人へお土産にするなら、出身地のソウルフードが高級菓子よりいい。
差し詰め大阪なら551の豚マンに焼売。関空で売っているので到着後に冷凍すれば暫くOK。昆布類はご飯の供に最適。大根などで簡単に浅漬けができる。
柚子七味があれば上等。要は家にある物を使って作る知恵。
何でも美味しいと食べられるのは健康の証。海外生活の楽しみでもあります。

株式会社VACコンサルティング 顧問
(IBPC大阪 ベトナムアドバイザー)
木村秀生