COVID-19が収束すれば中国人の真っ先に行きたい一番人気は日本。この理由のひとつが宿泊施設への高い評価。デポジットは必要なく、チェックアウト時も部屋の確認をしないので大満足だと紹介しています。
この訳、宿泊客を信頼している事にあるとしました。これはホテルや旅館側は宿泊客が部屋を利用する際にリラックスした時間を過ごしてもらうため、常に部屋を清潔にしておくという気遣い、帰る際にも気持ちよく戻って戴くためのおもてなしの心です。
日本人は民度が高く部屋を綺麗に使っていること。備品や設備を乱暴に扱わず丁寧。双方で信頼しているのが理由とします。しかし彼の国ではこういう習慣が欠けているため退室時には確認する必要があると書いてある。
私が広州のホテルに泊まった時は先方の企業が予約してくれ、此処は知り合いだった会長が現地に工場を立ち上げ際に駐在していた時からの馴染み。なので、名前を言えばごく普通の手順だったので、記事にある様なことはなかったし、一緒に居たベトナム人も同じ扱いでした。
初めて来日した人の中に、日本ではこの様な煩わしさが無かったので困惑したとの話もあるとか。この理由、全体的に民度が高くそれほど宿泊客を信頼しているのだとありました。これはホテルや旅館側は宿泊客が部屋を利用する際にリラックスした時間を過ごしてもらうため、常に部屋を清潔にしておくことに心を砕き、帰る際にも気分よく戻って戴くためで、おもてなしの心です。
また宿泊する日本人も民度が高く、部屋を綺麗に使っていること。備品や設備を乱暴に扱わず丁寧だと、その信頼があるのだとあります。
しかし、彼の国ではこういう習慣が欠けているため退室時には確認する必要があると書いている。
さてベトナムのホテルではどうなのか。客扱いの丁寧な所に、テキトーな所もあって一概に何とも言えません。また高級だからとか、中級や低価格クラスだから教育が出来ていない、というものではありません。
HCM市にはホテル専門学校があって実地教育もしている。高卒、大卒で就業年限は異なるが、英語は基より基本的な訓練もあって此処から各ホテルに就職する卒業生もいます。
ベトナムはどんな具合?
チェックイン時に予約確認は必要。ある時先方が忘れていたのか満室、定宿なので従業員の部屋に泊まらされたことだってある。こんなことは日本では考えられないが、まあ好意として受け止めればいいのかも。だが安くしてくれなかったのは流石ベトナム。
観光地など予約なしの客が多い所では、鉄道の駅や長距離バスターミナルに各ホテルの従業員が待ち構え客引している。この場合は値段を聞く。多くは朝食付きだが無い場合もあるので注意。ホテルまで送ってもらい、提示された値段の部屋を確認。もし嫌ならその場でやめるか値段交渉する。幾つも宿泊先があるので心配する事はありません。
ベトナムはシングルが極めて少なく殆どツインかダブルが標準です。
OKならパスポートをレセプションに預けます。これはベトナムでは宿泊先が公安に届ける必要と、万一トンズラされた場合を考えチェックアウトまで返してくれません。
地方では英語が通じるかどうか、瀬戸際の所もありますから、最低限の英語をマスターするか、度胸一徹で身振り手振りか、指差し旅行案内本に頼る事と相成ります。
地方都市でも外国人観光客が多いダラット、ニャチャン、ダナン、フエ、カントー、リゾート地のファンティエット、フーコック、ブンタウ辺りは英語が通じます。初めの5都市には大学があり、特に地元に残った女性が勤務するのが理由。またフエは日本語を習得する環境が整っているため、日本語可能ホテルもあります。
水のペットボトルは無料が2本。ただし日本のような天然水は極めて少なく、殆どは水道水を濾過したもの。これは英語では書いていない場合が多く、NUOC THIEN NHIENは天然水、NUOC DUONG CHAYなら濾過+オゾン殺菌した水道水。
地方の中小ホテルは防犯のため10時位に玄関を閉める場合がある。だが寝ずの番をしているので遅くなると伝えれば起きてくれます。昔の10時とは深夜、闇となり人通りなどなかったが、外国人は夜中まで酒を飲んで遊ぶためホテル周辺に飲み屋が出来てしまった。古都フエのHem(路地)にもこの波が押し寄せ面影がすっかり消え失せたのは残念至極なこと。
長期滞在になるとミニ・ホテルではシーツの洗い替えは3日に一度ほど。今はエアコンに冷蔵庫、国際放送が見られるTVがある。
確認するべきは窓があるか、行灯部屋なのか。またベトナム製ゴムマットレスを敷いてある場合があって、人によっては好みが分れます。
これまで宿泊したホテルは2週間とかでもデポジットは不要。チェックアウト時は冷蔵庫内の確認と持ち出しなどをチェックするが、部屋から連絡が受付に入るとパスポートを返却してくれます。日本への帰国便は深夜なので、この間荷物などは預かってくれるため問題はない。
大きなホテルで安心、豪華で快適もいい。だが小さくてもスタッフは事務的でなく概ねフレンドリー。客が観光などに行く時間帯はヒマなので自から親しくお喋りすると相手も気分良く何でも教えてくれる。観光客が絶対に行かない所、旨い地元の食堂へ行くとか、こんなちょっと冒険をしてみるのは如何でしょう
ふとした出会いからのご縁、旅の妙味と面白さはこうした現地の人との触れ合いに集約されます。
株式会社VACコンサルティング 顧問
(IBPC大阪 ベトナムアドバイザー)
木村秀生