海外旅行人気観光地NO1 ご案内①

2019年9月2日(月)

トリップアドバイザーの調査によると、今年観光都市人気NO1はベトナムのホイアンだとか。京都はランクを落としています。あの混雑ぶりを経験すればだれもが嫌になります。
ホイアンは中部の小さな街、ダナンから車で30分程。今では日本からダナンへは直行便を利用すればひとっ飛び。便利になりました。地方の旅情を味わいたければ、ハノイ市やHCM市から列車やツアーバスを利用して途中の観光地、ダラットにニャチャン、ヴィンやフエなどを回るのも面白い。
大阪にはホイアン出身者(HCM市人文社会科学大学~日本の大学・院)が、大手企業で働いているし、留学生も多く来ています。

さてこの地、日本との関係は深いのです。徳川時代初期、日本の東南アジアの一拠点で、800人が住むと言われる朱印船貿易を行う日本人町がありました。此処は近郊のチャンパ王国・チャム族ヒンズー教の聖地ミーソン(美山)遺跡と共に世界遺産に登録。古い家並に感動し、遺跡見学に行くのが容易になったため観光客は大幅に増えています。
ダナンからの途中には五行山という大理石の信仰の山があり、山中に17世紀日本人が寄進、仏を祀った事を記した石碑があります。この五行山、世界各地から交易に来る船の目印になったとの記録が徳川時代の航海誌に残っており、巨大な洞窟には手向けられた線香が絶えず、天上の岩窓からから降り注ぐ白い陽は、神霊が降臨するがごとくに思えます。往時に日本人がこのあたり迄来ていたことを想うと感慨は一入です。
このチャム族の王国は豊穣で、その経済基盤は稲作中心だったと言われます。
渡来してきた海洋民族でありながら、山地にも長けていて交易も得意。沈香、胡椒、象牙、絹や綿、陶磁器、高級硬木などの産物を、日本、インド、中国、中東、オランダなどの国への輸出品にしていました。特に香木はチャム族しか知り得ない秘密の山岳地帯の原生林にしか発見されない貴重なもの、日本では京都の御香屋で珍重されます。正倉院の御物として保存されているものには、値がつけられないほどの最高級の伽羅がありこの地方の産。織田信長など権力者がその神々しい香りに魅せられ一部を切り取った跡が残っています。
ダナンにはチャム美術館があり像や彫刻の数々が見られます。プノンペン国立博物館で見るクメールのものとほぼ同時期、同じヒンズーの様式です。
朱印状は1604年から1635年(鎖国の年)までに発行された将軍の貿易許可書で、判明しているだけで356通あり、そのうち237通がインドシナ半島との交易のためでした。このホイアンへは71通あって、ほぼ30年間で71隻の船が交易のために港に舫ったことになります。当時日本人町はマカオ、マニラ、ジャワ、アユタヤ、カンボジアにも存在しましたが、最も栄えたのはじつにこの東西海陸の交差点であるホイアンでした。
日本からは冬の北東風を利用して出帆し、船は一旦平戸島から南下する航路を取り、帰国は逆に夏の南西の追い風を使って戻りました。実際には各一月くらいの航海だったのですが、現在と違って荷下ろしのほか、日本へ持ち帰る荷物を集める日数と税関検査のためかなりの時間を要し係留期間は長かった様です。従って、この間は陸に上がっての現地生活、中に家や家族を持った人も居て、平岩弓枝さんの小説にその生活が描かれています。
豪商として有名で自ら高瀬川を開削した角倉了以、茶屋四郎次郎が活躍した時代です。荷は京都の高瀬川から淀川を下り、難波の津から瀬戸内海を通り長崎、そしてホイアンへと向かったのです。今の河原町四条交差点西北側辺りに了以の広大な屋敷がありました。

株式会社VACコンサルティング 顧問
(IBPC大阪 ベトナムアドバイザー)
木村秀生

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