HCM市での買い物と飲食で

2020年1月6日(月)

旅行などで来越、買い物やお茶に食事をする際、日本との違いはあるのか?
土産物などを買いに行くのはスーパーか土産物店。また高島屋が出来てからは此処で買い物や飲食をすることも多くなりましたし、ちょっとした飲み物などは日系や地元のコンビニが彼方此方にあって便利。此処にはテーブルがあって軽食も可能、弁当などは温めますか?と親切に聞いてくれるが、殆どは大学生のアルバイト。中には綺麗な日本語や英語を話す子も居るので嬉しい。
個人で食事に行く場合、メニューにVAT(付加価値税)とサービス料が含まれない場合と(精算時に加算)、ローカル食堂やカフェで頂く麺やバィンミーなど軽食・喫茶の様に、表示してある料金を払えばいい場合に分かれていてややこしい。
日本人旅行者が多く行くCOOPマート。ここでは日本と同じ様に商品棚から好きな品物を選びレジにもって行くだけ。日本の様に店によって税金を含む場合と含まない場合があるのではなく全て税込み表示となっています。
レシートの最後にはVAT額が表示されており、普通は10%だが一部の食品は低い。合計して100、200VNDの表示があれば切り捨て、700とか800VNDの場合は切り上げて1000VND単位で請求します。
昔は見合うように釣銭代わりに飴玉をくれたのですが、いまは価値が低すぎてそんなこともしません。
日本との違いは、レジではカゴから商品を出してカウンターに並べます。だが袋にはレジ係が詰めてくれます。まあ適当に入れるだけで、日本の様に割れ物などを区別することは滅多にないので、気遣いを期待するのは無理な話。
コンビニでも棚から採ってレジで支払うだけ。此処でもVAT込みで表示されています。品切れが多く、おにぎりなどは日本と同じ値段だが美味しくない。
土産物店でもVAT込みなのでそのまま払えばいいだけ。レシートをくれる所、くれない所があります。
観光名所でもある一区のベンタン市場。此処ではいろんな品物があり、一部の店ではFIXと書いてあり値段も表示されています。金額を見るとボラれていないようですが、この表示がない所は値段を聞かなくてはなりません。同じ品ならば其処では買わずに他店と値段を比較する。そのうえで気に入った商品を値下げ交渉すればいい。値札が無い店は必ず安くするなどと言いますが日本人なら余計に強調、いつの間にか高く買わされるので注意。相手は売りたい気持ちが山々なので提示された値段が気に入らなければ帰るフリが効果的。先ずは高っか!と先制、ジャいいです~、という感じで離れようとすれば殆どがOK,OKと袖を引くので試してください。
値切りはまず相手の言い値の3分の一から始めます。これは何故かと言えば、私が良く行く店、此処では商品ごとに値札を張っていますが、私が行けば優遇プライス。この値段が表示してある金額の3分の一。仕入れ価格はかなり低く利益は高いので向かいの店を買ってしまった位。値段は急激に上がっていて、数年前には、聴くところに拠れば千万円単位とのこと。一人で始めた頃から値が上がり、会社勤めの妹を加え3人で切り盛り。いくら貯め込んでいるのか?
一息つきたくて入ったカフェ。此処での支払いはVAT込み価格が殆ど、貰ったレシートはメニューの価格と同じという店が殆ど。
しかし有名店の多くはVAT+サービス料が別途。地場レストランは税込みが殆どですが、レシートをくれない場合が多い。清算の時には紙に書いて合計を示してくれますが、注文していないものや、取り消したもの、さらに頼んでいないものやビールの本数が違うことが往々にしてあるため、しっかりチェック。
さて高島屋。喫茶などその店で支払いますが、中には店ではなくキャッシャーに支払う場合があります。店での表示価格をそのブースのレジで渡すシステム、店では受け取れない。この場合も英語も通じず身振りと指さしで戸惑います。レシートには販売金額の下にVATの表示があり、レッドインボイスが必要なら3階のカスタマー・サービスに来てくれとある。
レッドインボイスとは日本で言う公給領収書。経費で落とすならこれが無いとできない。税務署が発行、企業や店が買います。またレッドインボイスは要らないからまけてとか、要らないなら10%引きますという店からの話もある位。個人店の多くは発給できないなど仕組みはややこしい。

株式会社VACコンサルティング 顧問
(IBPC大阪 ベトナムアドバイザー)
木村秀生